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鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編

皆様こんにちは。

前回はソニーEマウントのAPS-C用レンズをご紹介させていただきました。
因みに前回の記事はコチラ⇒

最近望遠レンズの新製品が続いていたソニーEマウントを今回ピックアップしましたが、
実際にソニーαシリーズと聞くとフルサイズのイメージが強い…?

ということで今回は本格的なラインナップとなっているフルサイズのEマウントレンズ(以下略FEレンズ)を

ということで早速ご紹介していきたいと思います(`・ω・´)ゞ


目次

フルサイズ用望遠レンズの特徴

・FE 24-240㎜ F3.5-6.3 OSS(SEL24240)
・FE 70-200㎜ F4 G OSS(SEL70200G)
・FE 70-200㎜ F2.8 GM OSS(SEL70200GM)
・FE 70-300㎜ F4.5-5.6 G OSS(SEL70300G)
・FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)
・FE 200-600㎜ F5.6-6.3G OSS(SEL200600G)
・FE 400㎜ F2.8 GM OSS(SEL400F28GM)
・FE 600㎜ F4 GM OSS(SEL600F40GM)


フルサイズ用望遠レンズの特徴

メリット
まず全体に共通するのが画質面になります。
フルサイズセンサーのメリットが活きてくるので、よりボケ味が良いもの、
画質にこだわったレンズが多く登場しています。

続いてのメリットがレンズの明るさ。
F値が2.8・4通しの物もあるので、暗い中での撮影に強いレンズが出ているのも良い所ですね。
そしてF値が明るいことでテレコンバーターにも一部対応しているのも良いですね。

またフルサイズ用とありますが同じEマウントの為、APS-Cのカメラにも使えます。
その際は焦点距離の計算が×1.5倍になるので、手軽に距離を伸ばせます。

デメリット
望遠のFEレンズのデメリットの一つは重さ。
センサーサイズが大きい分、レンズも必然的に大きくなってしまうために大きく・重たくなってしまいます。

そしてもう一つは価格面。
F値が明るいレンズはもちろんの事、全体的に価格が高くなってしまいます。
新品で購入するとどれも10万円以上…レベルが高い分お値段も高いです。

以上の事を思うと、より本格的な性能や描写力、超望遠や暗い中での撮影など
本格的な撮影をされる方にオススメですね。


それでは早速、それぞれのレンズをご紹介していきたいと思います。


・FE 24-240㎜ F3.5-6.3 OSS(SEL24240)
鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_15281062.jpg

レンズ構成:12群17枚
最短撮影距離:0.5m(ワイド端)-0.8m(テレ端)
最大撮影倍率:0.27倍
焦点距離イメージ(mm):36-360mm(*)
フィルター径:φ72mm
大きさ:最大径φ80.5mm、全長118.5mm
質量:約780g
テレコンバーター:非対応
APS-C機装着又はクロップ使用時:36mm-360mm相当

FE望遠レンズで一番幅広く使えるこのレンズ。
広角の24㎜~10倍ズームの240㎜まで1本でこなせる万能ズームレンズです。
画質よりも便利さ、レンズ交換の手間を省きつつ望遠域を撮りたい場合はおススメです。


FE 70-200㎜ F4 G OSS(SEL70200G)
鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_15390284.jpg

レンズ構成:15群21枚
最短撮影距離:1.0 m(ワイド端)-1.5m (テレ端)
最大撮影倍率:0.13倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離(mm):105-300mm(*)
フィルター径:72mm
質量:約840g(三脚座別)
テレコンバーター:非対応

F値が4で全域使えるこのレンズ。F値が一定なので色々なシーンで使いやすいです。
この後出てくるFE望遠レンズと比較すると軽い方なのと、三脚座が同梱されているので
手持ち・三脚どちらでも使いやすいレンズです。
F値が明かるいのですが設計上テレコンは非対応なのが惜しい所ですが、
中望遠メインの方にはオススメのレンズです。


FE 70-200㎜ F2.8 GM OSS(SEL70200GM)

鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_15551494.jpg
レンズ構成:18群23枚
最短撮影距離:0.96m
最大撮影倍率:0.25倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離:105-300mm(*)
フィルター径:φ77mm
大きさ:最大径φ88mm、全長200mm
質量:約1,480g(三脚座除く)
テレコンバーター:対応(1.4倍装着時98mm-280mm開放F値4)
           (2.0倍装着時140mm-400mm開放F値5.6) 


先程紹介したSEL70200Gの上位互換。ズーム幅は同じですが全域で1段明るい2.8通しレンズです。
ソニー最高ランクのGMレンズということで明るさだけでなく解像力も抜群!
ボケ味とシャープさを兼ね備えているので、主役の被写体がさらに引き立ちます。

ピントも早くリングドライブSSMと2つのリニアモーターでピントも高速。
またテレコンにも対応しているので画質面は少し落ちますが、2倍装着時でSEL100400GMの様な使い方、
クロップやAPS-Cに装着して未発売のサンニッパ(300㎜F2.8)の変わり等、
撮れるシーンの幅が広いレンズでもあります。

欠点としてはF4レンズより重たく大きい、そして値段が高いことですが、
解像力やボケ味にこだわりたい方、乗り物などシャッタースピードを暗い条件でも稼ぐために
明るさが欲しい方にはオススメのレンズです。

FE 70-300㎜ F4.5-5.6 G OSS(SEL70300G)

鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_16113886.jpg
レンズ構成:13群16枚
最短撮影距離:0.9m
最大撮影倍率:0.31倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離:105-450mm
フィルター径:φ72mm
大きさ:最大径φ84mm、全長143.5mm
質量:約854g
テレコンバーター:非対応

続いてはGレンズのSEL70300G。
三脚座は付けれないので、手持ちがメインのレンズになります。
テレコンは使えませんが望遠側のズームが300㎜に届いているのがこのレンズのメリット。
日常で使う望遠レンズではこの300㎜が一つの区切りかなと感じます。
運動会などの行事や観光、撮り鉄でも300㎜あれば大体は撮れることが多いです。

価格や重さ、大きさがF4のSEL70200Gと同じくらいなので、
明るさや画質を重視するか、焦点距離を重視するかで選ぶのが分かれるところになります。


FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)
鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_16314925.jpg

レンズ構成:16群22枚
最短撮影距離:0.98m
最大撮影倍率:0.12-0.35倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離:150-600mm
フィルター径:φ77mm
大きさ:最大径φ93.9mm、全長205mm
質量:約1,395g(三脚座除く)
テレコンバーター:対応(1.4倍装着時140mm-560mm)
           (2.0倍装着時200mm-800mm)

GMレンズのSEL100400GM。
この100~400㎜のレンズは乗り物撮影に行くとメーカー問わずよく見かける定番レンズです。
GMレンズなので解像力・ボケ味・逆光耐性も高いですが、ピント性能も早くなっております。
ダイレクトドライブSSMとリニアモーター2つの計3つのモーターで、高速なAFを可能にしています。

またピント距離を絞ることでピント速度を上げるフォーカスレンジリミッター、
手ブレ補正モード切替など、他のレンズにも搭載されている操作系統に加え、
ズームリングの重さを調整できるリングもある為、より使いやすいレンズとなっています。

テレコンバーターにも対応している為、F8対応の機種には1.4倍、
F11に対応しているα9・α9Ⅱ・α7RⅣ・α7Ⅲでは2倍のテレコンを装着しても像面位相差AFが使えるで
最大800㎜で飛行機や新幹線、鳥、スポーツなどを狙えます。

FE 200-600㎜ F5.6-6.3G OSS(SEL200600G)
鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_18351873.jpg
レンズ構成:17群24枚
最短撮影距離:2.4m
最大撮影倍率:0.2倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離:300-900mm(*)
フィルター径:φ95mm
大きさ:最大径φ111.5mm、全長318mm
質量:約2,115g(三脚座別)
テレコンバーター:対応(1.4倍装着時280mm-840mm)
           (2.0倍装着時200mm-1200mm)



今年発売された新超望遠レンズのSEL200600G。
現在ソニーEマウントの中で最も焦点距離の長いレンズの一つです。
特徴はやっぱり圧巻の600㎜まで使える!ということで、飛行機や野鳥撮影ではその威力を発揮します。
そして600㎜まで使えるズームレンズですが、今回レンズの鏡筒が伸びないインナーズームになっております。
屋外で使うレンズなので、ほこりなどが入りにくいインナーズームは嬉しいですね。

そして今回はGレンズながらテレコンバーターに対応。
α9やα9Ⅱであれば2倍のテレコンを付けて1200㎜、
α7RⅣやα7Ⅲならば1.4倍のテレコンで840㎜まで位相差AF撮影が出来ます。

実際に600㎜の焦点距離を使おうと思うと、このレンズ以外では単焦点の600㎜のみ…
実際買う候補としてはこの200-600が上がりやすいので、
特に焦点距離が長いものを求めるならば新たな超望遠レンズの選択肢として魅力的な1本です。

FE 400㎜ F2.8 GM OSS(SEL400F28GM)
FE 600㎜ F4  GM OSS(SEL600F40GM)

鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_13381411.jpg
レンズ構成:17群23枚(フィルター1枚含む)
最短撮影距離:2.7m
最大撮影倍率:0.16倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離:600mm
フィルター径:φ40.5mm
大きさ:最大径φ158.1mm、全長359mm
質量:約2,895g(三脚座込)
テレコンバーター:対応(1.4倍装着時560mm)
           (2.0倍装着時800mm)

鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_13403746.jpg
レンズ構成:18群24枚(フィルター1枚含む)
最短撮影距離:4.5m
最大撮影倍率:0.14倍
APS-C機装着又はクロップ使用時の焦点距離:900mm
フィルター径:φ40.5mm
大きさ:最大径φ163.6mm、全長449mm
質量:約3,040g(三脚座込)
テレコンバーター:対応(1.4倍装着時840mm)
           (2.0倍装着時1200mm)


最後にご紹介させていただくのは単焦点の大口径望遠レンズの二本、400㎜F2.8GMと600㎜F4GMです。
レンズの自体もBIGですがお値段もBIG!
しかしそのAF性能や描写力は他を寄せ付けない最高のレンズです。

どちらのレンズも筐体はマグネシウム合金を採用しており、堅牢性と軽さを両立。
それに加えレンズ設計の変更や蛍石レンズを使用することで大幅に軽量しました。
カメラ本体側がミラーレスの為バランスが悪くならない様に設計されているので、
実際に持った時の感覚はSEL200600Gよりも軽く感じるほど…


そして最新のXDリニアモーターを搭載しているのでAFも静かで速い。
操作系もプリセットフォーカスやファンクションリングにより、コントロールしやすくなっております。

単焦点レンズは画角が変えられないデメリットはありますが、開放F値の明るさや描写能力は圧倒的。
飛行機や基地航空祭での撮影、野鳥など高いスペックのレンズをソニーでお探しの方には、
まさに最上のレンズではないでしょうか。


これにてフルサイズ用望遠レンズの紹介は以上になりますが、
最後にお知らせがございます(`・ω・´)ゞ

今回ご紹介させていただいたレンズも一部試していただける、
SONY αシリーズ体感セミナーの開催が決定いたしました!

鉄男のカメラ紹介 ソニーフルサイズ用望遠レンズ編_d0352155_14570019.jpg
今回は万博公園での開催を予定しておりますので、2回にわたってご紹介させていただいた
望遠レンズもモデル撮影でお試しいただけます。
興味のある方は当店のホームページからもご覧いただけますので、ぜひ御確認下さい!

次回は通常通り撮影写真を載せてまいりますので、よろしくお願いします<m(__)m>




by ohbayashi-camera | 2019-10-24 15:04 | カメラ
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